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アンドロイドボーイ[第15話]

【注:軽い性描写あり】


 
第15話『プレゼント』


「んふ……ぅんん……」

 錆び付いた旧校舎の屋上に甘ったるい声を響かせ、日が暮れていく。

 性交渉のような乱れたキスだけでは飽き足らず、制服の中にまで手を忍ばせて好き放題に滑らかな肌を弄(もてあそ)んでいるは、決して期間限定の恋人という響きに焦りを感じているからではない。

「身体が熱くて、どうしようもない」と二条院が誘うかのように呟いたので、久遠が制服のボタンを外してやり、カッターシャツの裾をズボンから引っ張り出してやった。
 ここまですると紅く染まった首から下、シャツの中に興味が沸かないはずもなく、やむ無く本能に従った。

 二条院は無駄な肉や筋肉が無く、少年という言葉が一番しっくりとくる体つきをしていた。

「……ぁあっ……んぅぅ」

 敏感に肌を跳ねさせて可愛らしい声をあげるのが堪らなくいい。

 向かい合わせで久遠の上に座る二条院の、きゅんと突きだした臀部を撫でながら、キスに心酔するとろけた表情をじっと拝みいろいろと考えを巡らせていたが、やがて久遠は思いきって二条院のベルトに手をかけた。
「恋人ごっこ」など子供の遊びとはいえ、身体は全うな高校生だから限界はある。

 下着に手を突っ込んで、敏感な部分に指先が触れた瞬間 、二条院は「ひゃッ……!」っと小さく息を吸い脚を縮めて、当然といえば当然だか、抵抗する様子を見せた。

 小さいながらもちゃんと反応を示している愛くるしい部分にさりげなく視線を落とした久遠は動きを止めた。

 相手は本当に初体験なんだと、改めて実感した。
 初体験、というかーー。

「お前ってさぁ……マジ、お子様なんだな」
 耳元で囁くと、俺様お子様メガネは凍り付いた。

「自分でヤったりしねえの?」

 二条院は何も答えず、久遠の胸元に顔を埋めて隠れた。

「お前でもこのままじゃ、恥ずかしくてみゆゆとエッチできねーじゃん」

「そっ、それは困る!」

「中学生かよ。しゃあねーなぁ」と言って、そのつやつやしたお子様なものを掌で包み込むと二条院の身体はびくんと大きく跳ねた。

「やっ、ん……痛いのは、いや、だ」

「もっと力抜いて、息吐いてみ?」

 二条院はゆっくりと動かす久遠の腕に爪を立て、背中を激しく上下させた。

「あっ……ああぁぁッ……!」

 久遠が手に力を込めると、二条院の靴底が乾いた音をたててコンクリートを蹴り上げる。

「ぁ、ん……先が、ずきずきする……」

「大丈夫だって。ほらもうーー」

「あっ……だ、ダメ! 触るな!」

「んじゃあ、口で舐めてやるよ」

「そ……それも、ダメ」

「もう出しちゃった方が絶対楽だって。痛くしないから、な?」

 不安がる二条院の唇を奪う。

 掌で優しく握り込んで少し上下させた途端、二条院は顔を離し、久遠の肩に額をあてて苦しそうな息を二三度吐いた。

 細い腰が僅かに揺れたと思ったら、二条院は声もなく久遠の手の中で爆ぜてしまった。

 ぽたぽたと指に落ちる熱い粘液に思いを巡らす。
 手の中のものは、小さなむき出しの心臓のようにどくんどくんと脈打っている。

 うつ向いた顔を覗き込む。湯気が上りそうなほど火照った表情をして濡れた睫毛が喪失感に揺れていた。
 吸い込まれるように、久遠はしばらくその顔に見とれた。

「声が出ないほど良かったか?」

 久遠が笑うと、「俺はしばらく動かないからな」と不貞腐れた返事が返ってきた。
 動かないのではなく動けないのだろうと顔を覗き込んだ時には、二条院は虚ろな表情になり、殆んど寝息を立てていた。

「えらいえらい。まあよく頑張った」と小さな頭に手をやる。

 少女のような寝顔を肩に乗せたまま、久遠は無闇に高ぶった自分の身体が冬の外気で冷えていくのをじっと待った。

 そして考えた。
 初キスだけではなく今のような初めての体験を久遠のような金髪ピアスにくれてしまっていいのだろうか。一生残る思い出だけに、二条院の行く末を心配しないでもない。
 かなりの馬鹿だなと思う反面、純粋で可愛い奴だと惚れ直し、それがまた新たな不安要素になっていく。




 二条院が眼を覚ました時には灯りの無い旧校舎の屋上一体は闇で、本格的に夜の冷え込みが始まっていた。

 口数少なく、とぼとぼと歩く二条院を家まで送って行く事にした。

 恥ずかしいのか単純に嫌なのか、久遠と眼を合わせようとしない。
 それでも周りに人がいないことを確認して手を握ると、下を向いたまま手を握り返してくる。

 仲良く手を繋いで家の前まで来ると、久遠はずっとポケットの中にしまい渡しそびれていた物を取り出した。

「……プレゼント?」

 オレンジ色の玄関灯を写し込んで煌(きら)めく大きな瞳が、久しぶりにこちらを見上げたので久遠は思わず視線をそらせた。

「ほんとならアクセサリーとかの方が女子は喜ぶんだけどな。
 ま、こういうのは恋人同士の基本だ」

 久遠が偉そうに言うと、二条院は手のひらに乗る小さな紙包みをじっと見つめて、素直にも「ありがとう」と言った。

 その時の微笑みが今までに無く色っぽかったので、また内面を掻き乱しながら「大したもんじゃないけどな」と下を向いて誤魔化した。

 久遠が「じゃあ」と言い、二条院が「また明日」と小さく手を振る。

 それでも久遠はどうしても背を向けれず、玄関先の暗がりに恋人を誘い込み、また抱き寄せてしばらくの間キスをした。





【後書き】
あぁ……盆休みの疲れが(*_*)
おやすみなさいm(__)m
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テーマ : 自作BL連載小説 - ジャンル : 小説・文学

コメント

Re: けいったん様

けいったん様♪
いつもお付き合い下さいまして、ありがとうございますm(__)m

久しぶりに性描写(それも初級)を書きました(笑)
え、こんな感じ? と、探り探り……。

この話ではやっとという展開ですな(^_^;)
ほんとは今月中に完結するつもりだったのに!

けいったん様の仰るように、ちょっとは成長して色っぽくなった?二条院に期待(-.-)
予習復習して何とか早く完結させてくれ~!!

ではまた(^o^)v

No title

めくるめく初めての体験をした(←初級編ですが(笑))二条院も これで少しは 色っぽくなって来た!
…かな?

夕食と風呂も終え 自室での二条院は 今頃
性☆感帯について…とか、 自慰行為について…とか、レポートを書き 復習している頃でしょうか。。。
∑(〃゚ o ゚〃) ハッ!!予習もしてたりして~~!!

ココヲ コウスレバ、アソコガ コウナル…_¢(ー”ー)フムフム【勉強㊥】...byebye☆

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